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数学アタマ

■ ヒルベルトの無限ホテル
■ ゼノンのパラドックス(アキレスと亀、飛んでいる矢は止まっている)

中学1年の最初の数学の授業で、担任がいきなり上のパラドックスの話をはじめた。
今考えると、公立中学でするなんて変わっているよね。

が、当時の私は、「このセンセー面白れ~」と気に入り、素行不良気味で授業中も
好き勝手なことばかりしていたけど、彼の数学の授業は真面目に聞いたものだ。
(余談だが誕生日が同じで妙に感性が合った)

前々から不思議に思っていた、0.999…(循環小数)=1を質問に行ったりして。

中学3年で転校する際に挨拶に行くと、「オマエは数学には困らんだろ。
ま、元気でな。」と言ってもらったのだが。。。

結局、数学専攻には進まなかったし、受験でも共通一次で使っただけだし、
何の足しにも出来なかったような。

それは、 勉強するのが面倒で、楽な方に楽な方に と傾いていっちゃった
ってのが最大の理由なんだが、もう2つの大きな要因があると思う。
 1) 四則演算が苦手で、暗算がまるで出来ない、計算ミスが多い
 2) 演繹的思考を積み上げて行く地力がない

もしかすると、専攻できなかった本当の理由は2)かもしれない。

演繹法自体は好きなのだが、自分はやっぱり帰納法とのスパイラル。
本当にひたすら積み上げて行く才能はないんだよな。

ガリレオで湯川准教授が数学者と物理学者の違いを語っていたけど、
で ちと乱暴だなとは思ったけど、確かに数学者のアタマの使い方って、
単に理系ってのとはまた違った独特のものがあるように思う。

(知人に何人か、この系統の人がいるんでね。
ヒロナカにかなわないから就職した とか。)

自分にももっと演繹的思考の持久力があったら、世の中の捉え方が違って
きたりするんだろうか?
by romy_k | 2010-01-29 23:16 | diary


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